(Projects)

IT技術を用いた、大規模なトマト栽培温室

三郷村トマト栽培施設

生産施設・倉庫

現在は安曇野市となっている旧三郷村に計画されたトマト栽培の温室である。村が産業振興(働き場所の確保)として計画。設計プロポーザルで獲得した物件である。通常、農業施設専門メーカーなどの設計・施工で発注されるが、本計画は建築設計事務所に対するプロポーザルであった。提案にあたってはメーカーから聞き取りしたり、膨大な資料を集めたり、先ずはトマト温室や栽培技術の基礎から学んだ。現代の温室は、コンピューター制御により日射量や温湿度、換気量、室内空気成分、灌水量などを調整する、正に”工場”と言える。その高度なテクノロジーを学びながら建物完成まで持って行くためには難所が幾つもあったが、通常の設計では得られない知見を多く得られたと考えている。

2004年竣工
建築主
(旧)三郷村
延床面積
53,318㎡
構造
S造
規模
地上1階建